何とかせよ(西船橋)

2022年8月28日(日) ena 国際部西船橋校

 

NHK大河ドラマの鎌倉殿の13人で 、

北条義時が、息子の泰時に何かの問題解決を指示するときに、

具体的な方法は言わずただ「何とかせよ」とだけ言います。

達成したい目標(解決したい問題)は示すが手段は示さない。

これは、義時の後継者育成法なのでしょう。

泰時に物の分別もつき、思考力も高くなり、また知識も増えてきたので、

手取り足取り教える時期から、自分で考える時期になったということです。

あとは、試行錯誤の時期です。

自分で考え実行し、間違ったらやり方を修正していく。

この繰り返しです。

この試行錯誤をたくさん行い考える能力を高めていきます。

ただ試行錯誤の時期に、誰かに相談したり意見を求めたりするのは大事です。

これも含め試行錯誤です。

 

さて本題です。

算数・数学の基礎の勉強が一通り終えたとします。

計算問題は素早く正確に解くことができ、基礎問題も問題なくスラスラ解ける状態です。

テキストの練習問題くらいなら解説を見なくても解ける状態です。

もう少し具体的に言うと、公式や解法がほぼほぼ頭に入っており、

問題を見たらすぐに思い浮かぶ状態です。

ここまでは手取り足取り時期です。

 

ここからは試行錯誤の時期です。

応用問題をひたすら解く時期です。

表を書いたり図を書いたり適当に数字を入れてみたりと。。。。。

参考書をみたりネットで調べたりと。。。。。。。

解答解説を見て自分の解き方を比べたりと。。。。。。

もちろん塾講師に相談したりと。。。。。

 

この試行錯誤をしていると、あるとき、ふと問題を俯瞰してみることができます。

そうすると「この問題はAパターン、その問題はBパターン、あちらの問題はCとDパターンの混合だ」と問題を類型化出来てきます。

また「そちらの問題は今までにみたことないパターンだな。なら、解答解説を見てしまおう」などということもできます。

 

これがまさに自走式生徒です。

 

僕は実力があがってきた生徒には「何とかしろ」というニュアンスの言葉をかけます。

それは、生徒が試行錯誤の段階にはいったからです。

 

言い換えると、「何とかしろ」と言える生徒はかなり実力が高いということです。

 

「何とかせよ」

いい言葉ですね。

 

森 博行

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