ニュースを読む

現在、各界の著名人を中心に行われている ALS ice bucket challenge なるものをご存知ですか。
「ALSという神経性の難病のために寄付をするか、バケツ一杯の氷水をかぶるか。」
「水をかぶった人は、3人の次なる挑戦者を指名する。」
というルールだそうです。

これに関しては、賛否両論あり
「多くの人の善意の輪が広がっていて、良いことだ。」
「これにより、ALSに対する関心、知識が深まる。」
と、いうような賛成派に対し、

「氷水をかぶることに何の意味があるのか。」
「著名人の売名行為にすぎない。」
などと、いうような反対意見もあり様々です。

前回に引き続き、小論文、作文の話になりますが、インプットなくしてアウトプットは出来ません。
授業で扱う教材以外にも、本やニュースの記事を読むことを勧めています。

本はともかくとして、ニュースは、客観的事実を知ることために読むことも重要ですが、問題意識を持って読むことも大切です。特にこのice backet challengeのような現象を単なる一過性の現象として受け流すのではなく、

なぜ、このようなことが流行したのか
この現象の広まりによるメリット・デメリットは何か

などということを冷静に考えて吟味し、論理的思考力を鍛えてほしいと思います。

以下は私の個人的な見解ですが、一見、何の意味もないように見えるこのチャレンジを多くの人に影響力のある著名人が行うことによって、ALSという一見耳慣れない病気に関して、興味関心がむけられたということは大きな成果だと思っています。
実際にお金を寄付したり、支援活動に参加するだけでなく、知識を深め、関心を持つことも大きな支援だといえるのではないでしょうか。

実は、この活動には、シカゴ校の第3のスタッフ(非公認)であるジョンボンジョヴィ氏も参加しています。
「jon bon jovi ice backet challenge」と、検索すると出てきます。
ものすごく楽しそうに水を頭からかぶっている映像が見られます。
え、興味ない?そんなこと言わずに見てあげてください。

でも、これから秋に向かってどんどん寒くなります。
皆さん、無理に氷水をかぶって風邪などひかないようにお気を付けください。

シカゴ校 二瓶 由希子
絵日記8月21日

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