作文・面接対策の参考に3

帰国生入試では作文・面接を課す学校が多いです

 

これは様々な理由が考えられますが、帰国生として滞在した国の貴重な経験を在校生に伝えてほしいとの考えから実施しているのだと思います。

 

では滞在している国について生徒がどれほど知っているかというと、ほとんど理解していないというのが実情です。

 

海外で5校舎(香港・ロサンゼルス近郊・ワシントンDC近郊・フランクフルト・シンガポール)で勤務経験があり、世界50か国以上を旅したからこそお伝えできること(面接・作文で参考になるもの)をこのブログでポストしていきたいと思います。

※写真は現地に行って自分で撮ったものです

 

写真はゴールデン・バウヒニア・スクエアです。香港が中国に返還される際の返還記念式典が行われた場所です。

CIMG2004

まずはざっくりとした歴史の復習から 。

 

香港は1842年にイギリスの植民地になりました。アヘン戦争に負けたからです。

 

その後九龍半島・新界とイギリスの植民地になりました。

 

新界の租借期限が切れる1997年に香港の主権を中国に返還されることが約束され、7月1日に返還されました。

 

返還後、香港の経済や政治体制は50年間は変更しないという「一国二制度」の形になりました。

 

しかし中国共産党は約束の50年を待たずにして国家安全維持法を2020年に施行し一国二制度は実質終焉したと言われています。

 

香港にいたときに香港人が嫌がっていたのは「中国人」と言われ、香港は中国の一都市だと言われること。彼らのアイデンティは中国でなく、香港・香港人なのです。

 

それは雨傘運動から続く一連の抗議デモをみれば分かります。軽々しく言えることではなく、現状では難しいと思いますが、香港がいつか民主化することを願っています。

 

 

観光案内に書いてある程度のことは面接官の心には響きません。学校の先生は毎年帰国子女の面接をしているので表面的な情報であればすでに知っています。

 

現地(シンガポール)に住んでいなければ話すことができないようなことを伝えることができれば、高い評価が得られるでしょう。

 

私は日本の校舎で12年。海外校舎11年勤務して毎年面接指導をしています。

 

作文はもちろん面接の指導はいままでの経験から自信があります。

 

enaシンガポールでは塾生であれば、作文・面接は無料で対策を行います。

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