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【enaロンドン日記】2024年度の冬期講習会でした!

2025年01月23日

 

enaロンドンの講習会ってどんなことするの?

 

講習会】といえば日本の塾では当たり前に聞く言葉ですが、

何かとかってがちがうここイギリスでは、なかなかピンとこない言葉。

講習会っていったいどんなことするの?

たった6日間で力がつくの?

そのようなお問い合わせの声をよくいただきます。

ということで、そんなナゾ多き冬期講習会の授業の様子を、一部ですがご報告します!

  • ♦︎ 小学5年生国語クラス

最初におじゃまさせていただくクラスは、来年度はいよいよ受験生!な小学5年生の国語クラスです。取り組んでいたのは漢字と文章の読解問題。6日間の講習期間中、このような演習を繰り返して、来年度の中学受験を見据えた下準備をしっかりと行います。特に漢字は(きっとみなさん自身もご経験がおありのはず)受験の最後の最後まで覚えられずに苦戦する生徒が後を絶ちません。今のうちから一つ一つ、コツコツと。授業の最初にやる漢字テストに取り組みながら、みんな一生懸命覚えていました!

また、受験学年になる前に受験勉強に臨む姿勢を作ることや、周りを一歩リードする受験のスタートダッシュを切ることも、enaロンドンが冬期講習会に力をいれる理由です。6年生(相当)になりいざ中学受験を考えると、「思っていたより勉強が大変だ!」、「意外と日本語の文章を読むことが難しいぞ!」、「学校と受験の両立がうまくいかない!」…といった困りごとを耳にしますよね。受験は、とてもとても大きなチャレンジです。enaロンドンでは、しっかりとこれからの1年間の挑戦に向き合えるような姿勢と気持ちの準備をするサポートも、授業と同じくらい大切なことだと思って取り組んでいます!

 

  • ♦︎ 受験数学個別クラス(中3)

こちらは受験数学の、個別クラスです。少し変わった問題を出す学校の問題に挑んでいました。

画像は受講生による「Farey数列(Farey sequence of order n)」の説明活動の板書。「Farey数列?こんなこと中学校でやったかしら…」とお思いならその通り。こちらなんと超中学、いや超高校級の数学になっております。す、すごい…

担当講師は、生徒にペンを握ってもらうことが好きだそうです。生徒自身に、自分の言葉で説明してもらうことで確かな理解を作り出す「説明活動」というアクティビティをよく授業に取り入れています。こちらの高校はまさにその場で与えられた知識を読み解き、理解していきながら、その知識を使って問題に答えていく、という一風変わったようで学びの本質をついたような作業が求められます。生徒自身が言語化を通して知識を獲得していく「説明活動」との相性も良いわけですね。そして問題の面白さ!Farey数列と向き合うことで一次関数の驚きの使い方や、信じられないような図形の面積の求め方など、受講生自身も新しい発見がありとても楽しそうな1時間でした!

なるほどなるほど、このように1人ひとりの受験校課題に向き合う授業もやっているんですね…!

  • ♦︎ 中学1年生数学クラス

続いてお邪魔したのは中学1年生の数学のクラスです。新学年に向けた、1年生の総復習に取り組んでいました。取り組んでいたのは一次方程式の文章題、それも「割合/濃度」や「規則性」を求める応用問題です。マッチを四角形になるように並べて、それをどんどん横に数を増やしていって… といった文章を読み、自分で文字を使った式を組み立てる練習をやっていました。

中学校の勉強は単元同士がはっきりと分かれているので、数学だと文字式をやったかと思えば、図形をやって、かと思えば確率をやって…と内容が飛び飛びになっています。そして中学校3年生になって、あれ、中学校1年生、2年生の頃に勉強したことが意外と頭から抜け落ちている…なんてことがあるわけなんです。なるほど。それを防ぐために、学んだ内容の総まとめを講習会で取り組むんですね…!

enaロンドンでは、小学部、中学部、高等部を問わず、日本の学習塾でも使われている教材使いながら、受験対策や学校の学習のサポートをしています!日本の塾では季節の講習会に特化した総復習ができるテキストを使うことが多いですが、ena ロンドンでも受験対策と並行して、日本の塾と同じような総まとめ学習もやっています。

  • ♦︎ 英検1級対策クラス

最後にお邪魔したのは英検1級の対策クラスです。ちょうど、担当講師がライティングのポイントを受講生に伝えているところでした。

こちら、講座内で使われていたスライドの一部です。英語の勉強、特に試験に向けた対策となると「問題を解く→答え合わせ」、「英単語を覚える→チェック」という流れになりがちですが、この時間のねらいは「エッセイ自体の質を上げること」とのこと。

1級を受験するような生徒はみんな素晴らしい英語の力をもっています。そんな生徒たちにとっては、文法ミスの少ないエッセイを書くことはお手のもの。だからこそ文法以外の指標、つまりエッセイ自体の質に注目して、もっともっとできるようになってほしい、との思いから、より評価されるエッセイの書き方を伝えているそうです。最近の英検は徐々に英語を使う力を測ってくるようになってきていますし、なるほど、大事だなと感じました。

こちらの対策講座の狙いは、英検対策を通して英語の力をつけていく、といった具合でしょうか?最近英検対策や現地校/インター校英語サポートのお問い合わせが増えていて、嬉しい限りです!


いかがでしたか?

講師1人ひとりがそれぞれのかたちで、生徒1人ひとりに向き合いながら

成長をサポートする様子がすこしでも伝わったなら嬉しいです。

 

enaロンドンは2月より新年度となります。今年度も

帰国入試を含む受験対策や新学年に向けた準備、現地校サポートや英検対策など

一同精一杯のサポートができるように力を注いで参ります。

お問い合わせは下記リンクをクリック、またはメールやお電話で承っております。