

あるモンゴル人の悩み(西船橋校)
2022年05月04日
2022年5月4日(水) ena 国際部西船橋校
僕の友達にモンゴル人がいました。
彼の両親は、旧ソ連政権下のモスクワ大学の教授という超エリート。
彼も、英語、モンゴル語、日本語、ロシア語が堪能な男でした。
しかも、数学なんかも超得意ですし何でもできる超天才でした。
しかし彼は「悩んだときに、真剣に何かを考えるとき何語を使えばいいのかわからない。」と悩んでいました。
彼から悩みを聞いたときの感想は「????」とわかりませんでしたが、
今は少しわかる気がします。
彼は、たくさんの言語に堪能でした。
しかし、幹となる言語がなかったのです。
「幹となる言語」を俗な言い方にすると、
好きな人に愛を語るときに使う言葉と言えます。
僕ならもちろん日本語で「世界中の幸せをあつめてもまだたりないくらいに、君を幸せにするよ」言います。
そういう言語がモンゴル人の友人にはないわけです。
帰国子女やインターに通う生徒を見ていて、良く感じることは
「幹になる言語がまだ決まってないな」ということです。
そういう子は、じっくり考えることが苦手です。
英語でも、日本語でもです。
その結果、英語、国語、算数すべてが苦手に見えます。
とても苦しそうに見えます。
そのような状況を克服するには、やはり一つの言語をしっかり学ぶ必要があります。
以前ブログで紹介したタカスギ先生の国語の授業はその問題に挑戦した授業に思えました。
ある言語を習得するに必要なものをすべて網羅しています。
じっくり論理的に考えるための仕組みがあります。
森
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