

不良社員だった20代(西船橋校)
2022年06月06日
2022年6月6日(月) ena 国際部西船橋校
誰も興味はないのですが、僕の人生を少し書きます。
僕が塾講師になったのは30代からで、20代は事務職をしていました。
もともと、プロ野球選手かコメディアン(正確に言うと加藤茶)になりたかったのですが夢破れ、
消防士のレスキュー隊員になるため努力しましたがなれず、事務職として働きだしました。
こんな状況でやる気がある社員なわけがありません。
新人研修は講義も聞かず眠り続け、仕事も適当、先輩や上司には逆らってばかりいました。
しかし、元野球部の性でしょうか、出勤時間は守り、仕事は休まないという訳わからん不良社員です。
そんな僕には先輩社員がいました。
この人は仕事がやたら早く正確でした。
他の人より少なくとも2倍は速い。
ちなみにこの先輩は女性の方で、以上に恐ろしくよく
「何やってんの馬鹿たれ!」とか「このぼんくら!」とか「こんな仕事して恥ずかしくないの!」などど
職場に響き渡るようによく怒鳴られてました笑
その先輩から教わったことは、
書類やペン、ほかの文具の置き場所、椅子の座り方(つまり姿勢)、視線の動かし方から始まり、
仕事の優先順位、予定の立て方なども教わりました。
仕事を細かく分け分析し、いらない作業は省くことや、効率的な作業の仕方を見つけること、なども教わりました。
また上司の決裁が必要な仕事や、同僚と仕事するものは、相手はいつの時間が都合がいいのかも、考慮するように言われました。
以上のことを先輩から教わったのですが、今振り返ると
作業と段取りという言葉が頭に浮かびます。
「作業」とは、頭を使わない単純な仕事でしょうか。
こんなの仕事じゃないと思うかもしれませんが、僕が見てきた優秀な人は、みんな作業が速い。
野口英世は、たくさんの研究で業績を上げていますが、
彼も以上に単純作業が早かったらしいです。
「段取り」とは、仕事の順番付けと時間の管理です。
僕の先輩はこの「作業」が相当早く、「段取り」が正確だったため、
たくさんの仕事をミスなく、あっという間に終わらせて、定時に帰っていきました。
そして、僕も先輩を見習い、仕事の精度と速度をあげることになり、
それは今も役立っています。
さてさて、なぜ僕の恥ずかしい20代の話をしたかというと、
「作業」と「段取り」が大切だなと思っているからです。
「うちの子は宿題を終わらせるのが遅い、頭が悪いのかしら」と悩んでいる方もいらっしゃると思います。
でも、僕から言わせると「作業」が遅く、「段取り」が悪いだけです。
僕は「頭の悪い生徒」を今まで見たことはないです。本当に。
しかし「作業」が遅く、「段取り」が悪い子はたくさん見てきました。
言い換えると正しく速い「作業」と良い「段取り」があれば、もっと効率的に勉強ができ、成績を上げることができます。
僕は「作業」と「段取り」について、授業でよく説明するのは、このような理由からです。
僕はおそろしく不器用な不良社員だったからこそ、
確信して言えます。
まずは「作業」と「段取り」です。
そしたら質の高い勉強ができてきます!
森
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