

徹底的に復習しよう。
2017年11月26日
2017年11月26日(日曜日) ena シンガポール校
徹底的に復習しよう。
塾が終わって家に帰ってから何をしていますか。
毎年似たような話があります。
小6の10月になっても、しっかりと勉強せず、「どこかに受かればいいや、もしかしたら第一志望の洗足学園(B)中にも受かるかもしれない」などと思って何となく日々を過ごしていた生徒がいました。
そんな子どもに業を煮やしたご両親は、3時間に及ぶ真剣な家族会議を開き、その翌日の塾での3者面談で「この子には洗足学園中しか受けさせない」とおっしゃったのです。
某模試でのその年の洗足学園の合格率80%ラインは偏差値58、本人の偏差値は48です。
1度も届いたことがありません。
本気の家族会議、深刻な3者面談を通しての「宣告」に、今までのんびりしていた本人もさすがにあわてはじめました。
算数でのミスはミスで片づけてしまって自分の手での解き直しをしたことがありません。
国語の漢字はだらだら勉強するだけで点数をとることにこだわれていません。
英語の単語・文法・長文の問題は〇×にしか興味がなく、エッセイの書き直しはしたことがありません。
それまでは、家に帰ってから特に何もしていなかった(あえて言えば音楽を聴いて携帯電話をいじっている)のですが、11月のその日からは、塾のある日は授業後」21時まで宿題と復習を中心に自習をしていくようになりました。
もちろん、勉強習慣がないから、そわそわきょろきょろうろうろしています。
へっぽこな自習です。
しかし、毎日本人なりに頑張り続けていることはよく伝わってきます。
彼女なりに、勉強をするようになりました。
算数の解き直しをさっさと仕上げ、英語と国語の知識負けしないようにと覚える作業に精を出していました。
さらに翌日、もう一度同じことを家で繰り返していたそうです。
しかも朝学習で。
すると12月の最後の模試で偏差値55まで上がり、その勢いで勉強し続け、結局洗足学園に合格しました(頌栄にも白百合にも合格しました)。
ただ見直すだけでなく、もう一度解き直すことがポイントだったようです。
この子の成績アップのカギとなったのは、もう一度解き直して覚えなおして解き直すことでした。
そして、必ず、書いて覚えるようにしたことでした。
繰り返しが大きな力をつけ、間に合いました。
誰もがうまくいくわけではありませんが、この時期は誰もがやるしかありません。
やることが定まっていない皆さんには、これまで受けた小5・小6の模試の解き直しを強くおすすめします。
今年のenaシンガポールにもこれをやっている(はず)の生徒がいます。
成長を期待しています。