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連立方程式をクラメルの公式で解こう!
2025年07月27日
中学2年生で連立方程式を習いますが
解法といえば加減法か代入法のいずれかですよね
グラフを書いて求めるという方法も
ないわけではありませんが……
きょうはそれ以外の方法
クラメルの公式を使って
連立方程式を解いてみましょう
まずはこちらを見てください
これは行列式といって
大学の数学で出てくるものです
(小生の頃は高校範囲でした)
計算はこのようになります
ではいよいよ連立方程式の登場です
これをクラメルの公式では次のように解きます
どうしてこうなるのかは説明しません
スマホの仕組みはわからないのに
スマホを使うようなものです
分子のpとqの位置だけ気をつければ
覚えるのはそう難しくありません
ただしad – bc =0になる場合は
分母が0になってしまうため
この公式は使えません
では実際に解いてみましょう
これを加減法で解く場合
係数を最小公倍数でそろえ
分数を扱わなければならず
少々手間がかかりますね
そこでクラメルの公式を使って解いてみましょう
a = 2, b = 5, c = 3, d = -2, p = 7, q = 4ですから
次のようになります
(LaTeX難しい!)
いかがでしたか
検算にもおすすめですよ
次回は「連立方程式を算木で解こう!」でしょうか