

<<<グリムスクール中級>>>
2014年05月25日
今月のグリムスクール中級の本は、
山中恒さんの『おとうさん×先生=タヌキ』
でした。
タイトルを読んだだけでもワクワクしますね!
絵も、『かいけつゾロリ』でお馴染みの原ゆたかさんです。
お父さんが受け持ちの先生になり、学校でのびのびと生活を送れなくなってしまった女の子が、
夏休みにタヌキに出会い、神通力を使えるようになるというお話です。
女の子が悔しい思いをしたり、おかしなことが起こるたびに
生徒たちも一緒になって悔しがったり、笑ったりしていました。
今回の作戦でなかなか難しかったのが、『様子はどうどす?』
出題されているページを目を皿にして探します。
本に書いてあることを見つければいいだけだから簡単!と思って始めるのですが、四苦八苦。
一文の最初の5字と言われても、様子が書かれている部分だけを抜き出そうとしてしまいます。
小学中学年の生徒たちは、うなりながらも本に鼻をつっこみ、一生懸命抜粋していました。
この作戦を繰り返すことによって、出題内容を気をつけて読むようになり、文の要点を見抜く力もついてくるのです。
人気があった作戦は、『わたしはだれでしょう?』です。
目をつぶってわっかを頭にかぶせ、自分がどの登場人物かを「はい・いいえ」の質問でクラスメートに問います。
どのような登場人物が存在し、何をしたかを把握していないとすんなり解答まで辿りつけません。
お友だちのわっかを見てつい答えを言いそうになってしまったり、質問が思い浮かばないお友だちに提案をしてみたり、
わいわい騒ぎながらも、みんな協力し合って解いていました。
グリムスクール中級では、本を楽しむだけではなく、頭を悩ませる難しい問題にも挑戦しています。
その後は、体を動かす作戦で、リフレッシュです。
宿題の読むページ数が多くても、努力して読んでくると次の授業が面白くなり、やる気につながります。
日本語の本から遠ざかってしまったお子様にも、オススメですよ★