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「分かった!」のタイミング
2026年05月07日
問題を解いている途中で「分かった!」と言う人に毎年出会います。しかし残念ながら、そういう人の国語の正答率はそれほど高くありません。
なぜか。途中まで読んだところで「こういう話だろう」と脳内予測が走り、目の前の文字を読み飛ばしてしまうからです。普段スマホの画面をスクロールしながら気になるキーワードだけ拾い読みする感覚を、そのまま筆記試験に持ち込んでしまっている、とも言えます。
周辺視で先の単語をうっすら捉えておくこと自体は、読書速度を上げるうえでむしろ有効です。問題なのは、文末にたどり着く前に意味を確定してしまうことです。国語が得意な人ほど文脈から予測する力がある分、この早合点に気づきにくいという厄介さもあります。
だからこそ、「文末まで読み切ってから意味を確定する」という習慣が大事です。地味なブレーキですが、これを続けていると正確に読み取れる文が増え、結果的に読解の速度もついてきます。「分かった!」は、最後まで読んでから言っても遅くありません。
山本