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「絶対規範」注意報——その「絶対」、本当に絶対ですか
2026年04月18日
言ってしまえば、「やらなければならないこと」と「やってはいけないこと」を最大限守り続ければ、受験勉強はうまくいきます。 しかし、私も含めてみな人間なわけですから、「聞いた(聞かされた)り読んだ(読まされた)りしたことすべてに対応できるわけではない」ということも当然起こります。 じゃあ、どうすればいいのか。現実的な「規範」の扱いとしては、守れなかったときにどうするかをあらかじめ決めておくのが一番です。 「絶対に守る」と誓った瞬間、人は一度の失敗で全部を投げ出しがちです。意気込みは立派ですが、ここはちょっとご用心を。「守れた/守れなかった」の二択で自分を採点してしまうと、一度転んだ時点でゲームオーバーになってしまう。受験勉強でこれをやられると、タイパは最高かもしれませんが、かなり痛いことになります。 そこで、規範を「0か100か」ではなく「基準線」として扱います。つまり、
守れた日は淡々と続ける
守れなかった日は、翌日にリセットして戻る
何度守れなかったかをいちいち数えない(自己嫌悪に時間を使わない)
この3点が揃っているだけで、規範は「挫折の装置」ではなく「戻ってくる場所」として機能し始めます。 受験までの数ヶ月、一度もブレずに走り切れる子は、正直ほとんどいません。ブレても戻ってこられる子が、結果的に一番遠くまで行きます。規範は、破った日の夜ではなく、次の日の朝に試されています。
※余談ですが、国際法の世界には「強行規範(jus cogens、ユス・コーゲンス)」という、いかなる逸脱も許されない真正の「絶対」が存在します。国際法は条約と国際慣習法で構成されますが、強行規範違反がないか目を光らせる必要もありそうですね。
山本