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「脳内サジェスト」の軌道修正

2026年05月27日

文章を読んでいるとき、無意識に先を予測しながら読んでいることがあると思います。呼応の副詞のように文法のルールから予測することもあれば、日頃読んだニュースや本の知識から「たぶんこういう結論だろう」と見当をつけることもあるでしょう。

こうした頭の中の予測を、ここでは「脳内サジェスト」と呼んでみます。サジェストですから、当たることもあれば外れることもあります。問題はここからです。

日常生活や仕事の場面では、相手の反応や周囲の空気が「それ、ちょっと違うよ」と教えてくれます。つまり、外から軌道修正のきっかけが与えられるわけです。ところが試験会場では、誰もそれをしてくれません。自分のサジェストが外れたことに自分で気づき、自分で切り替えるしかないのです。

外れた予測に引きずられたまま読み進めると、本文に書いてあることではなく「自分がそうだと思ったこと」を答えてしまいます。大事なのは、粘らずに手放す速さです。

筆記試験には「時間内に書き終えたこと」への加点はありません。焦って走るより、立ち止まって確かめる時間を持てるかどうかが、点数を分けます。時間をうまく使って、満点を狙っていきましょう。

山本