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その部首、本当に合ってますか? ―― 形声文字で解く意外な正解クイズ
2026年05月10日
「聞」の部首は何ですか?
「もんがまえ」でしょ、と即答した方、残念。正解は 「耳」 です。
えっ、と思いますよね。でもこれ、漢字の仕組みを知ると「なるほど」と納得できます。今日は部首の意外な正解を集めたクイズと一緒に、その「仕組み」の話もしてみたいと思います。
まず知っておきたい:「意符」と「音符」
漢字の多くは 形声文字 といって、2つのパーツの組み合わせでできています。漢字全体の8割近くを占めるともいわれています。
・意符(いふ)=意味を表すパーツ
・音符(おんぷ)=読みを表すパーツ
そして、部首になるのは意符のほうです。
これが部首を見抜く最大のヒントになります。では、実際の漢字で見ていきましょう。
第1問 「聞」と「問」
冒頭の答え合わせから。
「聞」の部首は「耳」。「問」の部首は「口」。
どちらも「門」がどーんと目立ちますが、「門」の役割は音読み「モン」を表す音符です。意味を担っているのは、「聞」では耳(聞くのは耳)、「問」では口(問うのは口)。だから部首はもんがまえじゃない、というふうに覚えられるでしょう。
ちなみに「開」「閉」の部首はちゃんと「門(もんがまえ)」です。こちらは「門」そのものが意味に関わっているからですね。同じ「門」を含む漢字でも、部首がバラバラ。意符と音符の区別がわかると、その理由が見えてきます。
第2問 「視」
「しめすへん(示)」がついているから部首は「示」だろう……と思いきや、部首は 「見」 です。
「視る」は「じっと見る」「注意してみる」という意味。意味の中心は「見る」ことですから、意符は「見」。部首も「見」です。
「覚」「観」「規」など、「みる」に関係する漢字はみんな「見」が部首です。左側のパーツに引っ張られて間違えやすい漢字の代表格ですね。
もちろん漢字は形声文字ばかりではありませんが、困ったら音よりは意味に寄せて答えてみてもいいかもしれませんね。
山本