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前期後半⑯【I don’t knowは危険だよ】

2026年06月15日

生徒に質問をすると、

「わかりません/I don’t know」

という返事が返ってくることがあります。

もちろん、本当にわからない場合もあります。

ただ、少し気になるのは、「わからない」という事実そのものではなく、

その言葉を受け取った相手がどう感じるか、まで考えられているだろうか、ということです。

 

例えば、

「どこの学校に行きたいの?」「志望動機は何ですか?」「将来の夢は何ですか?」

というような質問に対して、

「わかりません/I don’t know」

とだけ答えてしまう。

本人としては

「まだ決まっていない」「うまく自分の言葉で説明できない」「まだ考えたことがない」

という意味なのかもしれません。

しかし、相手にそう伝わるとは限りません。

場合によっては、興味がないんだな、真剣に考えてないんだな、と受け取られてしまうこともあります。

本当は違うのに!

 

「“まだ”決まっていません」

「でも、英語を伸ばせるところに行きたいです」

ほんの少しでも自分の考えていることを付け加えるだけで、相手に伝わるものは大きく変わります。

 

これは、受験に限った話ではないとも、社会に生きる人間として思います。

何事にも「相手がいる」と考えて、日々意識して生活できているのだろうか。

 

質問への受け答え、公共物の使い方、授業への姿勢・態度。

どれも根っこは同じです。

その行動を見た相手がどう感じるか。

その言葉を聞いた相手がどう思うか。

その想像力を大事にすると、自然と、

「自分の外の世界に目が向いている答え」

が出てくるのではないかなと思います。

 

面接や作文を通して、学校は「あなたはどんな人なのか」を知ろうとしてくれています。

その大事な機会を、自分から無駄にしてしまうなんてもったいない。

面接も作文もきっちり準備して、自分がどんな人間なのか、思う存分知ってもらいましょう。

そしてその経験を通して、相手に伝わるように話すこと、相手がどう感じるかを考えて行動すること、その力を養いましょう。

そうした力は、きっと受験が終わったあとも皆さんを助けてくれるはずです。