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数学史1「計数」「計算」その1

2026年04月21日

こんにちは。1対1対応は、日本では「正」の字、アメリカでは「||||」を使いますね。最も原始的な数学的思考ですが、カントールはこれを用いて、∞について考えました。飯田です。

数学史のお話をしたいと思います。
第1回は、「計数」と「計算」です。

古代の壁画や遺物などに、「数」と思われるものが残っています。

ヨーロッパで発見された約2万年前の氷河期の洞窟壁画には、動物の絵に混ざって、点(・)や線(|)などの「謎の記号」が描かれているそうです。
最新の研究では、これらの記号が単なる芸術ではなく、動物の繁殖サイクルや季節の移動に関連する情報を記録した「暦」や「数学的な情報源」であったのではないかという人もいます。動物の絵とセットということで、動物(おそらく獲物)の繁殖期や移動時期、個体数など、何かしらの人類最古の記録システム(プロト文字)である可能性があるそうです。
ラスコー洞窟、ショーヴェ洞窟、アルタミラ洞窟など、フランス・スペインの複数の洞窟で、似たような壁画が発見されています。

他にも、アフリカで発見された約2万年前の「イシャンゴ骨」には、規則的な刻みが残されていて、「計数(カウント)」の跡と考えられています。ヒヒと思われる骨の表面に規則的な刻みが3列並び、先端には石英の破片が嵌め込まれ、道具としても使用されたかもしれません。
刻み数として、3,6,4,8,10,5が並んでいることから、単なる「計数」だけでなく、初期の「計算」の痕跡と考えられています。また、11,13,17,19が並んでいることから「素数」を知っていた可能性を言う人までいるそうですが、これはいくらなんでも偶然でしょう。

長くなりそうなので、後半のメソポタミア文明については明日にいたします。

では、失礼します。

enaあざみ野校校長・算数数学担当 飯田

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